
訪問看護師って結局なにが大切なの?
どんな心持ちで働くといいのかなぁ…



訪問看護をやって、もうすぐ11年…!最近感じていることは…
結局、訪問看護師として、一番根底にあるべきものって、『コレ』なんじゃないかなぁと感じています。
結論!
結論。
訪問看護師として、一番根底にあるべき『コレ』とは…、
『今日も利用者さん(ご家族)のために頑張ろう!!!』
という、気持ちです!!



「えーーーー!そんなことーーーー?普通すぎーーーーー!」
と、思った方、いますよね(^_^;)
そうなんです。めちゃくちゃ普通のことです。
でも、この気持ちがなければ、何も始まらないし、結局何もできないと思います。
その気持ちがあるとどうなるか


「今日も利用者さん(ご家族)のために頑張ろう!」
この気持ちを持っていたらどうなるのか。
それは、
『その方の訪問に必要な知識などの準備をしっかり行う』
という行動につながります。
1回の訪問の時間は限られており、だいたい1時間ということが多いです
(場合によっては30分とか1時間半とかもありますが)。
その限られた時間の中で、利用者さん・ご家族が望むことに対し、最大限のパフォーマンスをする必要があります。
となると、
・事前の基本的な情報収集
・わからないことへの勉強
・その日の訪問で何をやるかのシュミレーション
などは、必ず行っておきたいことです。
逆に言えば、
これらをやらないことは、利用者さんの訪問に責任を持てていない、とも言えます。
この行動を起こすためには、
「今日も利用者さん(ご家族)のために頑張ろう!」という気持ちが必要です。
まだあります。
「今日も利用者さん(ご家族)のために頑張ろう!」という気持ちを持っていたら、
『利用者さん・ご家族の思いに寄り添った看護ができる』
文字にすると、
「そんなの当たり前じゃ〜ん」と思うようなことですが、
看護師の根底に、「今日も利用者さん(ご家族)のために頑張ろう!」という気持ちがなければ、
一方的なおせっかい看護師になってしまったり、
視野の狭い頭でっかち看護師になってしまう危険があります。
看護師が良かれと思って行うケアや提案に、
いつも利用者さん・ご家族が賛同してくれるわけではありません。
その日の体調や気分、その方の性格、過ごしてきた環境、価値観、etc…。
利用者さんもご家族も、日々気持ちは揺れ動いていたり、逆にいつでも変わらないスタンスがあったり、
ほんとに様々、十人十色です。
そんな中、「今日も利用者さん(ご家族)のために頑張ろう!」という気持ちがなければ、
「面倒な利用者だなぁ」「何も受け入れてくれない利用者だなぁ」と看護師が感じることになりかねず、
そこからは有意義なケア・関わりは生まれません。
「今日も利用者さん(ご家族)のために頑張ろう!」=「今日も利用者さん・ご家族に寄り添おう」
この気持ち、とっても大切です!
気持ちは良くも悪くも相手に伝わる


「今日も利用者さん(ご家族)のために頑張ろう!」
こういう気持ちは、温かい気持ちとして、相手にも伝わると思います。
また、「面倒な利用者だなぁ」「何も受け入れてくれない利用者だなぁ」というような気持ちも、
口に出さなかったとしても、悪い意味で相手に伝わってしまうと思います。
温かい気持ちとして伝わった思いは、それを重ねていくうちに、信頼関係へと発展していくと思います。
最初から完璧な人はなかなかいないので、看護師だってその場でわからないことがあったり、失敗したりもあります。
でも、それも利用者さん(ご家族)のために頑張ろう、という思いがあれば、うやむやにしたりごまかしたりするのではなく、「次回まで考えてみますね」「もう少し調べてみますね」「主治医にも確認してみますね」など、正直な、誠実な対応行動がとれると思います。
それが、大切なことです。
わたしは訪問前の移動中の車の中で、毎日、
「今日も利用者さん(ご家族)のために頑張ろう!」と心の中でつぶやいて気合を入れています!
これからも、そんな思いを胸に、訪問看護、がんばります!\(^o^)/
最後まで読んでいただきありがとうございました!