「今日の訪問、利用者さんとの関わりでちょっと悩んじゃった…
相談したいなぁ…」
「でも上司(先輩)は忙しそうだから話しかけづらい…」
「こんな時上手に質問相談できるスキルがあればっ…!!」
そう思うことってありませんか?
わたしはたくさんあります…!
結論、
『質問・相談が上手』であることは、自分も相手もメリットしかありません!
看護師の現場は忙しいことがほとんど。
みんな時間を惜しんで動き回っています。
そんな時でも、必要な質問・相談をすることはとても重要です!
この記事を読めば、
・上手な質問、相談とはどういうものか
・上手な質問、相談のメリット
・上手な質問、相談の具体的な方法
がわかります。
ちなみにわたしはこういう人です↓
この記事を読めば、
あなたも質問・相談上手になれますよー!
質問と相談の違い
まず、『質問』と『相談』について教えます!
似ているようでちょっと違うんです。
『質問』と『相談』。
改めて意味を確認しておきましょう。
・質問→わからないところや疑わしい点について聞くこと。
・相談→問題解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること。またその話し合い。
質問は「わからないことを聞く」
相談は「自分の意見もあるけど他の人の意見も聞く」
という感じです。
やっぱり似てるけどちょっと違います。
ここをまず、押さえておいてくださいね♬
上手な質問・相談とは?
では、「上手な質問」「上手な相談」とはどういうものでしょうか?
それは、
・しっかり伝わる
・簡潔かつ具体的
・主体性がある
のが『上手な質問・相談』です!
しっかり伝わる
言いたいこと・聞きたいことが相手にしっかり伝わらないと何も始まりません。
上手な質問・相談の絶対条件は、
「言いたいこと・聞きたいことが相手にしっかり伝わる」ことです。
簡潔かつ具体的
言いたいこと・聞きたいことが相手にしっかり伝わるためには、
長すぎても短すぎても、抽象的すぎてもいけません。
「簡潔」と「具体的」は相反するものかもしれませんが、
それでもこれがバランスよく共存しているのが「上手な質問・相談」です。
主体性がある
受け身ではなく、自らも考え、その上で質問・相談できる姿勢が重要です。
そのような姿勢を持つことで、質問・相談の質は格段に上がります!
上手な質問・相談をする自分と相手のメリット
上手な質問・相談ができると、
自分にも相手にもメリットがあります(^^)
自分のメリット
・聞いてもらえる
・的確な回答が得られやすい
・自分の価値も上がる 認めてもらえる
「上手な質問・相談」はしっかり聞いてもらえるので、的確な回答が得られやすく、
「この人はわかりやすい質問・相談ができる人だな」と認めてもらうことにもつながります。
相手のメリット
・聞きやすい
・答えやすい
・余計な時間を取られない
「上手な質問・相談」は聞く方も聞きやすいです。
そして的を得た質問・相談は答えやすいです。
ゆえに、余計な時間をかけずに回答できます。大きなメリットです。
上手な質問・相談の具体的方法
ではいよいよ、
具体的な方法を教えます!
1.質問なのか相談なのかを意識する
「自分は今質問をしたいのか?相談をしたいのか?」
まずそこをしっかり踏まえた上でアクションを起こしていきましょう。
「わからないことを聞く」のと
「他の意見を求める」のはやはり少し違います。
質問なのか相談なのかによって、
最初の切り出し方を
「ご質問させていただきたいのですが」か
「ご相談させていただきたいのですが」か
自分がしたい方で切り出しましょう。
結論から言う
そして、
自分が何について相談・質問したいと思っているか結論から言う
ようにしましょう。
そうすることで相手も、
「なるほど、そのことを聞きたいんだな」と、
話がスムーズに入ってきます。
今回は相談を例に出してみます。
「○○さんの、褥瘡について相談したいと思っているのですが、」
このように、
相談したい内容の結論から話し出しましょう。
そしてもし、これから話をする内容が困難ケース等で少し長くなりそうな場合は、
「少し長くなりそうなのですが、5分程お時間大丈夫ですか?」など先に許可を得ると、
さらに◎です(^^)
具体的な状況を簡潔に伝える
次に、
その相談・質問するに至った具体的な状況を簡潔に伝える
です。
もしなかなかまとまらない場合は、
事前に書き出したりなどして、頭の中を整理しておくといいですよ(^^)
「褥瘡は、仙骨部にあります。栄養状態も悪く、自力体位変換もできていないので、発生してしまったと考えています。体圧分散マットレスを導入したばかりだったので、すぐにエアマットへの交換はしていない状況でした。」
といった具合です(^^)
自分の意見を言う
最後に、
自分はそのことに対してどう考えているのか自分の意見を伝える
です。
これがなく、ただ「どうしたらいいですか?」「教えて下さい」では、
主体性も責任感も欠けるのでNG!です。
「栄養状態の改善は、終末期の方であるため難しく、褥瘡は治す、というよりは、悪化させない、が目標になるかと考えています。できることとして、ご家族にエアマット導入を提案・相談し、希望されたらケアマネージャーにも相談、また、介護の場面でなるべくズレや摩擦が起こらないような手技の指導、ポジショニングの指導、と自分なりに考えました。もし他によいアドバイスがあればいただけると幸いです」
自分でも調べて考えて、でも正しいか心配なのでアドバイスをもらいたい、ということが伝わりますよね。
このような質問・相談だと、相手もアドバイスしやすいです(^^)
これはやめたい!NGな質問・相談の仕方
逆にこんな質問・相談だと、答える気が失せちゃいます。。
もしこのような質問・相談の仕方をしていたら、それはやめましょう⚠
内容が整理されていない
内容が整理されていない質問・相談は、聞く方は疲れます。
聞いてる途中から「ん?何について言いたいんだろう?」ともやもやし、
聞いて理解しようとする労力を、必要以上に使わせてしまいます。
⇒質問・相談する前に状況などを書き出してみて頭を整理し、
自分は何を質問・相談したいのか結論の部分をはっきりさせ、
具体的な場面も簡潔に話せるようにしておきましょう!
わたしも困難ケースの相談などは、情報が頭の中でちらかっている時があります。
そういう時は、上司に相談・報告する前にまず看護記録を書いてみています。
書くと頭の中のちらかった情報が整理されるので、
一番伝えるべきポイントがあぶり出され、
それに付随する具体的状況も整理されることが多いですよ!
自分で何も調べたり考えたりしないで丸投げ
これは相手の「答えよう!」という気持ちが完全に削がれます(笑)。
主体性も責任感も感じられません。
⇒自分の責任を果たすためにも、自分の調べた情報・考えた自分の意見は持ち合わせましょう。
本当にわからない時は、「いろいろ調べて考えてみましたが、どうしたらいいのかわからず困っています…」など、困っている正直な気持ちも伝えましょう。
丸投げは絶対NGです!
最後に感謝の気持ちを伝えることも忘れずに!
質問・相談の最後には、必ず、感謝の気持ちも伝えましょう!
相手の貴重な時間を使ってのことなので、
「お時間いただきありがとうございました!」
「大変参考になるアドバイスをいつもありがとうございます!」など、
素直な感謝の気持ちを伝えましょう。
相手も「アドバイスできてよかったな」と思ってくれるかもしれません(^^)♬
目指せ!質問・相談上手!
慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、
うまく質問・相談できるようになると、より仕事が楽しくなってきます!
できるナースになった気分になるよ!(笑)
働く上で、困った時や悩んだ時に質問・相談することはとても大切なことです。
上手な質問・相談はあなたの看護の質を確実に高めます。
ひいては利用者さん(患者さん)へよりよい看護を提供することにつながります。
また、よい質問・相談は、課題について考えるよいきっかけ・よい機会となり、
職場全体のレベルアップにもつながります!
質問・相談を恐れず、
する方もされる方も気持ちのいい、パワーアップするような質問・相談ができると素敵です!
さらに言うと、
「質問・相談がしやすい環境・人間関係の職場」
は、もっともっと素敵です(^^)
質問相談スキルももちろん大切ですが、
気軽に何でも相談しあえる職場はやっぱり最強です✨
訪問看護に興味があって、
「失敗しない訪問看護ステーションの選び方」を知りたいあなたは
こちらの記事も合わせて読んでみてくださいね♬
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最後まで読んできただきありがとうございました(^^)!