- 訪問看護の転職に失敗したくない
- 何に気をつければ失敗しない?
- 訪問看護の転職に失敗しないためのポイントを教えてほしい!
「転職」って新しい未来へのワクワク感もありますが、同時にちょっと怖くもありませんか?
なぜなら、絶対に失敗したくないから。
仕事をして過ごす時間は人生の大半を占めます。
転職に成功するか失敗するかで、人生の質が大幅に変わります。
当記事では、訪問看護への転職を考えているあなたに、訪問看護転職で失敗する6つの理由を教えます!
- 看護師歴21年、訪問看護師歴11年目
- 訪問看護大好き😆🌸
- 転職経験3回|3か所の訪問看護ステーションでの勤務経験あり
- あなたの訪問看護転職を全力で応援したい!笑顔で生き生き働ける看護師さんが増えることを心から願っている
・訪問看護の転職で失敗する理由
・失敗しないための方法
・失敗しない訪問看護の求人の探し方
徹底的に解説するね!
後半ではわたしの失敗談もお話するよ。
当記事を読めば、訪問看護の転職で失敗する具体的理由がわかるので、その理由を避ければ転職成功の可能性が高まります!
訪問看護転職を考えているあなたはぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ではさっそく解説します。
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訪問看護転職で失敗する訪問看護ステーションの特徴5選
訪問看護転職で失敗する理由6つのうち5つは、以下の特徴がある訪問看護ステーションを選んでしまうことです。
- 報告・連絡・相談がしづらい
- 教育体制が整っていない
- 労働条件が過酷(休みや残業)
- オンコールがきつすぎる
- 尊敬し難い管理者
6つ目は違う視点での理由なのでのちほど解説するね!
順番に解説します。
報告・連絡・相談がしづらい
報告・連絡・相談がしづらい訪問看護ステーションは高確率で転職失敗と感じます。
訪問看護初心者にとって、悩んだことや困ったこと等を報告・連絡・相談しづらい職場は、何より働きづらさに直結するからです。
報告・連絡・相談のしづらさは、
- 体制の問題
- 人間関係の問題
があります。
- 忙しすぎて上司やスタッフとすれ違って会えない
- 誰に報告・連絡・相談したらいいのか明確になっていない
- どのような方法(ツール)で報告・連絡・相談するのか明確になっていない
- 定期的なミーティングがない
上司やスタッフの人柄が
- 威圧的で萎縮してしまう
- 親身に聞いてもらえない
- 気分のムラがある
訪問看護初心者は、日々わからないことや不安のオンパレード。
報告・連絡・相談がしづらい環境は本当にキツイです。
そもそも報告・連絡・相談がしづらいと感じる訪問看護ステーションは、普段から良好なコミュニケーションが取りにくく、人間関係も微妙なステーションである可能性が高いです。
報告・連絡・相談のしづらい訪問看護ステーションに転職してしまうと、「失敗した」と感じるでしょう。
教育体制が整っていない
教育体制が整っていない訪問看護ステーションも転職失敗と感じやすいです。
訪問看護ならではの保険制度や他職種連携など、初めてのことがたくさんあるため、教育体制が整っていないステーションだと「何も教えてもらえない…」と大きな不安に襲われるからです。
教育体制が確立されている訪問看護ステーションの方が少ない現状がありますが、最低限放置されない環境であるかは非常に重要です。
まめに声をかけてもらえたり、短いスパンで振り返りの機会を設けてくれているステーションだと安心できるよ。
また、各訪問看護ステーションによって利用者さんの属性や多い診療科も異なります。
- 神経難病
- がん終末期
- 小児
- 精神科
- 老年期 など
自分が望むキャリアを積んでいけるか、ロールモデルとなる管理者や先輩はいるかも、広い意味での「教育(成長)」と考えると重要です。
ミスマッチな訪問看護ステーションだと「転職失敗…」と感じる可能性があります。
労働環境が過酷(休みや残業)
労働環境が過酷すぎる訪問看護ステーションも転職失敗と感じやすいです。
シンプルに疲弊していくからです。
労働環境が過酷とは、残業が多かったり休みが思うように取れない訪問看護ステーションを指します。
- どんどん疲弊する
- みんなも疲弊しイライラ
- 負の連鎖でギスギスした職場になりがち
負のオーラが漂いやすい…。
労働環境が過酷な訪問看護ステーションは、スタッフ間で文句や愚痴の言い合いになっていることも多いです。
文句や愚痴ばかりの職場を良い職場とは感じにくく、転職失敗と感じる可能性があります。
オンコールがきつすぎる
労働環境が過酷に通ずるものですが、オンコールがきつすぎる訪問看護ステーションも転職失敗と感じやすいです。
これもシンプルに疲弊していくからです。
「オンコール」とは夜間待機のことだよ。電話対応をしたり、必要時は臨時訪問をするよ。
忙しい=たくさんの経験をつめると前向きに捉えることもできますが、人間やはり辛すぎる労働状況では余裕がなくなり心が折れやすいです。
- オンコール当番をするスタッフが少なく当番が頻回
- 夜間出動回数が多い
- 夜中臨時訪問しても翌日も普通に仕事でそれが何日も続く
- 常に体も気持ちも休まらない
転職失敗と感じてしまうかもしれません。
尊敬しがたい管理者
訪問看護ステーションの管理者が尊敬しがたい存在である場合も、転職失敗と感じる可能性が高いです。
訪問看護ステーションにおいて管理者の存在は非常に大きいためです。
- 威圧的
- 差別的
- 言動に一貫性がない
- 利益ばかり追い求めている
- 看護観に共感できない
このような存在だと、それがそのまま職場のカラーになり得ます。
管理者は言わば組織のリーダー。職場のカラーはリーダー色に染まりやすい。上記のような管理者カラーの職場は本当にキツイ…。
非常に働きにくく、転職失敗と感じるでしょう。
訪問看護の本質が合わない場合も転職失敗になる
訪問看護の本質が合わない場合も転職失敗と感じます。
これが6つ目の理由。
訪問看護は利用者さんの生活の場であるご自宅にお伺いして看護を提供するもので、病棟とはまったく違う環境です。
- 医療材料や医療機器は最小限
- 療養環境も病院ほど整っていない
- 生活環境もさまざま(不衛生なお宅もある)
- 医師とすぐに連絡が取れないこともある
- 利用者主体で訪問看護師はお客
- 車や自転車の運転が必要
- 天候次第で移動がきつい
このような在宅ならではの特徴が受け入れがたいと、
「訪問看護への転職、失敗した…」
「病棟のほうがよかった…」
となる可能性があります。
そもそも訪問看護にあまり興味がないけど条件面だけで訪問看護に転職を決めてしまった場合、やってみたあとに「失敗…」と感じてしまう方が多い印象です。
訪問看護転職の失敗を避けるために必要なこと
訪問看護転職の失敗を避けるためには以下のことが必要です。
- 訪問看護について事前に理解を深めておく
- 転職を検討している訪問看護ステーションの見学に行く
- 転職を検討している訪問看護ステーションのホームページやSNSをチェックする
- 看護師転職サイトのアドバイザーに情報を聞く
順番に解説します。
訪問看護について事前に理解を深めておく
訪問看護について事前に理解を深めておくことは大切です。
前述したとおり、訪問看護が本質的に合わないというミスマッチを防ぐためです。
訪問看護の本質があまりにも合わない場合は転職失敗となる可能性が高いです。
病棟との違いを比較するとわかりやすいので、下記の記事を参考にして訪問看護への理解を深めてみて下さい。
▶【要点をギュッとまとめた!】訪問看護と病棟看護の違いを現役訪問看護師が徹底解説
転職を検討している訪問看護ステーションの見学に行く
転職を検討している訪問看護ステーションの見学に行くことも、転職失敗を避けるためには必須です。
見学に行くことでリアルな情報が手に入るからです。
見学では気になることを直接質問することができます。
前述した「転職失敗と感じる訪問看護ステーションの特徴」について尋ねると、ミスマッチを防い、転職失敗を避けることができます。
- 「初めての訪問看護で不安があるのですが、報告・連絡・相談はどのような形で行われていますか?」
- 「入職してから独り立ちしていくまでの過程ではどのような教育体制がありますか?」
質問に対し誠実な応対があり、納得できる回答が得られた場合は、「ここで働きたい!」という気持ちになれるでしょう。
逆に、違和感を感じる応対や回答であった場合は、見学したからこそミスマッチに気づくことができたと言えるでしょう。
残業や休み、オンコールの頻度については少々聞きづらいかもしれませんが、
- 「入職したあとにご迷惑をおかけしないため、また長く健康的に勤務していくためにも3点確認させていただきたいのですが、残業、お休み、オンコールについてお聞きしてもよろしいでしょうか?」
- 「残業はどのくらいありますか?」
- 「お休みに関しては、希望の休みや急な体調不良でのお休みは可能ですか?」
- 「オンコール当番の頻度はどのくらいでしょうか?」
このように、丁寧に確認させていただくことは必要だと思います。
見学の際は管理者さんが対応してくださることが多く、態度や表情、受け答えやその内容によって、管理者さんの人となりを感じることができます。
転職を決める前に、訪問看護ステーションの見学は必ずしたほうが良いです。
また、できれば訪問看護ステーションは複数見学したほうがベター。
複数見学することで、雰囲気の違いを感じることができたり、良いところ・微妙なところを比較することもできます。
見学可能な訪問看護ステーションは、積極的に複数見学させていただくことをおすすめします。
めんどうと感じるかもしれないけど見学はとっても大事だよ。
看護師転職サイトを利用して転職活動すれば、担当のアドバイザーさんが見学の可不可の確認や日取り交渉もしてくれるので心強い。
- ステーション全体の雰囲気
- ステーション内の清潔感、整理整頓感
- スタッフの表情、活気、あいさつ
- あなたに対する対応全般
見学をすると上記のようなこともわかるので、入職したあとに「失敗…」とならないよう、しっかり見極めましょう。
転職を検討している訪問看護ステーションのホームページやSNSをチェックする
転職を検討している訪問看護ステーションのホームページやSNSをチェックすることも、転職失敗を避けるためには重要です。
ホームページやSNSは情報の宝庫だからです。
ホームページには、ステーションの理念や教育体制、大切にしていることなどが書かれています。それに共感・安心できるかは、ミスマッチを防ぐ上で重要なポイントとなります。
訪問看護ステーションが運営するSNSを見れば、文面や写真から雰囲気やカラー、大切にしている看護などがわかり、自分に合う働きやすい訪問看護ステーションかどうかを見極める貴重な情報となります。
ぜひチェックしてみましょう。
看護師転職サイトのアドバイザーに情報を聞く
看護師転職サイトのアドバイザーから情報を得ることも転職失敗を避けるための手段のひとつです。
看護師転職サイトのアドバイザーは、各訪問看護ステーションの良いところ・欠点を知っている場合があるからです。
「ここのステーションは教育体制がしっかりしていますよ」
「ここはママナースが多数在籍しているので、協力し合いながらお休みも取っていますよ」
「ここは管理者さんが非常に丁寧で優しい方ですよ」
このような情報を得ることができます。
訪問看護転職では、直接応募がいちばん採用率が高いと言われていますが、看護師転職サイトを情報収集の一助として活用するのは有用です。
自分ひとりでの転職活動が不安な方は利用してみましょう。
訪問看護の求人数が圧倒的に多い看護師転職サイトはレバウェル看護(旧看護のお仕事)です。
情報収集するなら、レバウェル看護(旧看護のお仕事)を使ってみてください。
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訪問看護転職における求人(見学先)の探し方
訪問看護転職における求人(見学先)の探し方としては以下があります。
- 厚生労働省「生活関連情報検索 介護サービス情報公表システム」で検索
- TwitterやInstagramなどのSNSで探す
- ハローワークで探す
- 看護師転職アプリ「ジストリー」を使う
- 知人からの紹介
- 看護師転職サイトの利用
求人(見学先の訪問看護ステーション)探しは少々大変かもしれませんが、そもそも転職とは決して簡単なものではなく大変なものです。
しんどいかもしれませんが、ここは踏ん張っていきましょう。
詳しくは以下の記事で解説していますのでぜひ読んでみて下さい。
訪問看護転職に失敗した私の体験談
最後にわたしの体験談を少しだけお話するよ。
わたしはこれまで3か所の訪問看護ステーションで働いたことがありますが、2か所目の訪問看護ステーションへの転職は「失敗だったな…」と感じています。
主な理由は以下です。
- 管理者のことを尊敬・信頼できなかった
- 教育体制がまったく整っていなかった
- 利益重視でスタッフのことは「駒」のように扱うステーションだった
大きい規模のステーションだったので、さまざまな疾患の利用者さんの訪問看護を経験できたことは学びになったと思っているよ。でも、どうしても上記3点が気になるステーションだった…。
見学や体験訪問などはせず面接のみで入職を決めた訪問看護ステーションだったのですが、通える範囲であることと、お給料が高いという理由だけで選びました。
今思えば、面接のときの管理者さんの雰囲気がなんとなくやだな…と思ったのですが、深くとらえずその違和感を放置してしまいました。
結果、働いていく中で、管理者さんから以下のような対応を受けました。
・困っていても「訪問看護の経験があるならそれくらいわかるでしょ」と放置
・わたしのやったことが気に入らないときは無言
・男性スタッフがわたしに優しいとなぞの嫉妬 など
「新しい環境で大好きな訪問看護がんばるぞ!」と思っていたのに本当につらかったです。
それでも利用者さんに迷惑はかけられない。責任感から仕事は休みたくない。
頑張るしかないと、必死で頑張りました。
幸いまわりのスタッフは素敵な方が多く、徐々に心を開くことができました。
管理者は新たなターゲットを見つけたことと、めげずに頑張るわたしの姿を見て少しずつ認めてくれたのか、対応が変わってきました。
そんなこともあり自分の気持ちをなかばごまかしながら働き続けました。
でもやはり心の奥では管理者への恐怖や違和感をぬぐえず、心から信頼はできませんでした。
看護としても管理者さんの意見に反するようなことはできず、利用者ファーストではなく管理者の顔色を伺いながら働くのがストレスでした。
そしてある日、管理者からどうしても納得できない、心をえぐられる言葉を放たれました。
糸が切れた感じでした。
どんなに頑張っても、責任持って働いても、認めてもらえない、「駒」のようで大事にしてもらえない、そんなステーションでずっと働く必要なんてあるのか…。
気づけば約7年働いてきましたが、退職を決意しました。
今は違う訪問看護ステーションに転職し、3か所目となる訪問看護ステーションで働いているよ。今勤めている訪問看護ステーションはとっても働きやすく、毎日楽しく働いているよ。
経験から感じることですが、転職は人生の質を大きく左右します。
せっかく転職するなら、失敗はしたくないし、楽しく前向きに働いていきたいですよね。
そのためには、
転職活動をやりきった!
これ以上やれることはない!
この訪問看護ステーションでなら頑張れる!
そう思える訪問看護ステーションに出会えるよう、頑張って転職活動をしましょう!
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訪問看護転職|失敗しないために転職先はしっかり吟味しよう!
\ まとめ /
訪問看護転職で失敗する理由6つのうち5つは、以下の特徴がある訪問看護ステーションを選んでしまうこと
❌ 報告・連絡・相談がしづらい
❌ 教育体制が整っていない
❌ 労働条件が過酷(休みや残業)
❌ オンコールがきつすぎる
❌ 尊敬し難い管理者
訪問看護転職で失敗する理由、残りの1つは
❌ 訪問看護の本質が合わない場合
訪問看護転職の失敗を避けるために必要なこと
⭕訪問看護について事前に理解を深めておく
⭕転職を検討している訪問看護ステーションの見学に行く
⭕転職を検討している訪問看護ステーションのホームページやSNSをチェックする
⭕看護師転職サイトのアドバイザーに情報を聞く
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あなたの転職が成功し、素敵な訪問看護ステーションで働けることを心から願ってます!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。